こんにちは~
まだまだ寒い日が続きますね(+o+)
先日、熊本県歯科医師会から
「令和元年(2019年度)全国幼児歯科検診の結果」
というのが届きました
これは全国47都道府県の中で
1歳6か月児・3歳児のむし歯有病者率の状況を調査結果です
Q.熊本県は全国で何位だったでしょう~
出来れば上位を期待しますよね(;´・ω・)。。。。
結果は…
1歳6か月児のむし歯有病者率
全国ワースト1位
3歳児のむし歯有病者率
全国ワースト3位
ショック。。。。。
これはどうにか改善せねば。。。。
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皆さんはむし歯はミュータンス菌という虫歯菌によって
引き起こされる感染病なのはご存じでしょうか?
実は生まれてすぐの赤ちゃんのお口の中には
虫歯菌はいません。
では、どうしてむし歯になってしまうのでしょうか??
実は、生活を共にする大人たちから子どもたちへと
唾液を介して虫歯菌を感染させてしまっているのです。。
生まれたころから、乳歯が生えそろう3歳までの期間
この期間はとくに虫歯菌に感染しやすいんです!
では感染させないためには
どうしたらいいのでしょう
答えは
「食べ物の口移しや噛み与えをしない」
「離乳食の味・温度チェックを赤ちゃん用のスプーンで行わない」
「お箸やスプーンの共有はしない」
といった対策をしましょう
大人が使ったお皿やお箸にも虫歯菌は付着しているので、
大人のお皿に一度入った食べ物を子供に与えるのも止めたほうが良いです。
もちろん、とっても可愛いわが子・お孫さん
抱きしめてKiss♡してしまいたくなる気持ち
私も子どもがいるのでよ~くわかりますが・・・・・
ダメです( ;∀;)。。。
そうは言っても、乳歯は永久歯に生え変わるから
むし歯になっても大丈夫なんじゃ??
と思われている方もいらっしゃるかもしれませんね。。
でも乳歯には大切な役割があり
むし歯から守ることがとっても大切なんです!
実は乳歯は人間が胎児のときから形成されます。
そして出産からしばらくして、
まだ乳歯が生えていない段階にもかかわらず、
永久歯は歯茎の中で形成され始めます。
赤ちゃんの口を覗いて歯が生えていなくても、
その中では永久歯が成長しているのです♡
そんな時期に乳歯が虫歯になるとします。
乳歯は、永久歯に比べて、酸に弱く、
またエナメル質がうすく、
やわらかいという特徴があります。
そのため、むし歯になると進行がはやく、5~6カ月で
神経まで達することがあります。
すると、乳歯の根っこに細菌がたまり
永久歯の発育を阻害するだけでなく
永久歯も虫歯にかかりやすくなってしまうのです。
また、歯というものは1本1本が独立して
存在しているような錯覚に陥りがちです。
しかし、1本の歯が健康な状態を保つためには、
その両隣にある2本の健康な歯に支えられていることが大切なんです。
むしろすべての歯は、
お互いに支え合っていると考えた方がいいでしょう。
永久歯が生えている隣の乳歯が、
生え代わりの時期より早目に
虫歯の影響で1本抜けたとします。
するとすでに生えていた永久歯は、
抜けあとの空間に傾き、
新たに生える永久歯の空間を狭める結果になるのです。
待機している永久歯としては、
「ちょっとまだ用意ができてないのだけど!」
と焦っているかもしれません(;’∀’)
その結果歯並びが悪くなるのです。
以上のことから歯が生えそろう
以上のことから歯が生えそろう
3歳ころまでに虫歯菌の感染対策をすることは、
その後の虫歯予防と歯並びにとても効果的なんです。
でもまずは生活を共にする周りの大人が
定期健診を受け、健口になりましょう‼
特に妊娠中の方はつわりなどの影響もあり
口腔内のリスクが高くなります。
また、歯周病などの影響により
早産になってしまうリスクもあるので
必ず歯科受診をしましょう!
そして子どもさんも歯が生えてきたら
歯科受診をしましょう!(^^)!